2023年、師走に入り気がつきました。
「あれ、ほのかのうんこに血がついてる。」
直腸検査をしましたが何も触れません。
「なんやろ?」
でも。
それは気のせいではありませんでした。
毎度毎度うんこに一筋の血液がついているのです。
2024年1月、大腸内視鏡検査のためにVRセンターに行きました。
検査の結果から1pくらいのしこりが結腸にあることが分かりました。
担当の獣医師曰く、
「過去に切除した悪性度が低かったものと似ているので、恐らくそうでしょう。直腸を引っ張ってとれますよ」とのこと。ほっとしました。
「先生、手術をお願いします。その時は私も立ち会わせてください。」許可を得て、帰宅しました。
手術当日、趣味のテニスはもちろんお休みです。
「おなかすきました。どうしてたべれないんですか」と、思っているだろーなーほのか。
早く着きすぎたので、近くの公園を散歩しました。ほのか、とても嬉しそうです。
私もここから先に待ち受けることなど、予想していませんでした。
散歩を満喫しているほのちゃん。これからが試練です。
10時、手術の時間がきました。私は呼ばれるまで待合室で待機です。
VRセンター待合室にて。お名前が呼ばれました。
11時半、手術室に呼ばれました。
「今日は手術できませんでした。」と、先生。
「え、なんで??」
「腫瘍が出てこないんです。いくらひっぱっても。」
「手袋かしてください」と、私。
直腸検査をしたところ、やっとのことで腫瘍をさわれました。
前回より遠い?
「今日はとにかく手術はできません。どうしましょうか?」
「麻酔覚まさずに待ってもらえます?」
急いで前回手術をしてもらった、神戸ピア動物病院の長田先生に電話しました。
「CT撮ってください。」と、長田先生。
CT検査をお願いし、目を覚ましたほのかをつれて帰宅しました。
ひとまず、仕切り直しです。
CT検査の結果を、午後診療で長田先生に診ていただきました。
「大腸がんだよ。結構広いかもしれないけど、どうする?」と、先生。
「長田先生が一番いいと思う方法でお任せします。」
「かるべ先生、任せちゃだめだよー。」
作戦会議の結果、ほのかの命を最優先し、摘出できないようであれば人工肛門にすることになりました。
写真では見たことがあるけど、人工肛門の生活って??
とりあえず調べて準備せんとなあ、と思いつつ帰宅しました。
つづく
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