[19] ルカ、ワンドックを受ける |
2012/04/02(Mon) 16:33 |
カテゴリ:【診療室から】 |
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かるべ動物病院では1月から3月の間、ワンニャンドックキャンペーンを行っています。
期間限定で、いつもより安く検査することができます。
この、お得感から、毎年たくさんのワンコ、ニャンコが検査を受けてくれます。
検査すると、見つけなくてもいいような病気が見つかってしまい、
がっかりしてしまうかもしれません。
でも、本当は、症状が出る前に治療した方が治りやすいし、
治らない病気でも早めに上手につきあうことで長生きできたりします。
早期発見早期治療というものですね。
これから超音波検査です。お腹の毛を刈られて不安げです。
ルカも今年で7歳。
大型犬は小型犬に比べて寿命が短く、10歳以上になれば、
もう、おばあちゃん、おじいちゃんです。
なので、ルカパパにお願いしワンドックを受けさせました。
血液検査で異常が見つかりました。GPTとGOTの値が高い。
「肝臓ダメージハンパネエ。腫瘍とか、マジ?アリエネ。」と、
いまどきなら言うんでしょうかね。
ドキドキ感爆発をおさえつつエコー検査を実施。
「癌あるんやないんやろな、でてきませんように。
え、みえにくいけど、なんで、あ、ないよ、よかった。」
あせる、あせる。レントゲン検査でも問題なし。
超音波で見たルカの副腎です。正常な大きさでした。
次は心電図検査です。少々憂鬱そうです。
検査が終わってご褒美をもらいます。うれしそう。
今からデータをまとめます。
祈るような気持ちで検査を続けた結果、
薬かフードの見直しが第一選択になりました。
薬を処方し毎日のませることに。
最初はだまされて、ドッグフードに無造作に混ぜられたお薬をのんでたのですが、
3日目から上手に残すように。
手でドッグフードと一緒にあげても薬だけ吐きだします。
「いらんものたべるくせに、なんやねん。」
ルカママ、いらっときてしまいます。
「ほんものチーズ」なる上等なおやつを買ってあげることに。
チーズの中に薬を入れると、疑うことなく食べてくれます。
「よっしゃ、よっしゃ。」2週間して、再検査。
本物のチーズに埋め込まれたお薬です。
ところが、あまり良くなっていない。
「ええ、なんでや。先生しっかりしてよねえ。」と、
自分をしかり、薬を追加。
これは、朝晩あげなければいけません。
1週間くらいするととても面倒。
みんなえらいなあ。と、あらためて実感。
2週間目になると、正直、2回忘れてしまいました。
薬あげるのを。
でも、GOTは正常に、GPTはあと20下がれば正常な数値という結果でした。
ここで、フードを肝臓のために調整されたものに切り替え、
おやつも納豆をやめました。大豆は亜鉛が多いから、
肝臓に負担かかるんだよね。知っててあげるなよなあ、と、自分を叱責。
1ヶ月後に検査したところ正常な数値になりました。
「うれしー。」みんなの気持ちが、リアルにわかりました。
検査、治療費の請求はルカパパに。
ルカパパ曰く、「保険はいっとけばよかった。」
ルカは今も、肝臓に負担のかからないフードを食べています。
キャンペーン期間はおわりましたが、ワンニャンドックは引き続きおこなっております。是非、ご相談ください。
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