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 [22] 犬は年をとると怒りっぽくなるの?
   2014/4/1(Tue) カテゴリ:【かるべの仲間たち】

 

診察台の上で、耳掃除、つめきり、肛門嚢しぼり、顔を拭いたり、採血したり、仰向けになってエコーをしたり。「おりこうね、何をしてもおこらないよね。」と言っていたワンコ。ところが、年をとると、眉間にしわをよせて「隙あらば噛むからね」アピール。お父さん、お母さんも「昔はこんなのじゃなかったんですけど。薬を飲ませるのも大変なんですよね」とおっしゃられております。うーん確かにそうですよね。今までは「怖いんです。我慢します。」という気持ちで一杯だったのが、私たちより年上になり「ふん、若造が。何をするんや。」とでもいいたげです。

先日の出来事です。「おりこうさん」を絵にかいたようなワンコ。頑張って耳掃除をしようね、と背中を触れた途端、わんこの口が私の手に。「いた!!」。思わず叫んでしまいました。しまった。ワンコの口は細菌がいっぱい。咬まれると化膿してはれあがるんです。咬まれた時より後の方が痛い痛い。すぐに流水で流し洗いするのが症状を軽くするポイント。15分くらい流しました。が、結局腫れたまま。しかも、こんな日に限って、大きなワンコの爪切りだとか、おしっこの出ないニャンコの膀胱洗浄だとか、指を使う仕事がやってくる、やってくる。日ごろの行いが悪いのかしら。診察終了後、スタッフに「思いっきり洗って下さい。」とお願いし、傷口に針を入れて洗ってもらいましたが、結局腫れは残りました。でも、この努力が報われ、なんとか1週間で普通の指に。

2014年、「初心に戻り一生懸命診療しよう」と思っていたのですが、初心者にもどってるじゃん、と自分を戒めました。

皆様もワンコにかまれたら、まず、流水で最低15分は洗い人間の病院に行ってください。





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